赤い尿(血尿)がでたら

赤い尿(血尿)がでたら(肉眼的血尿)

尿の中に1ml以上の血液が混じると、肉眼的血尿になります。血のかたまりが混じることもあります。血尿は自然に止まってしまうことも多いのですが、重大な病気のサインである可能性が高いので、必ず泌尿器科を受診しましょう。

・肉眼的血尿なのに症状がない場合

 ・膀胱がんなどの尿路上皮がん
 ・腎臓がんや前立腺がん
 ・尿管結石症
 ・急性進行性腎炎
          などの疾患が考えられます。

・排尿痛、頻尿などがある場合

 ・急性膀胱炎(ほとんどが女性です)

・急激な背中の痛みや腹痛を伴う場合

 ・尿管結石症

・どんな検査をするの?

 ①まず、尿沈渣といって赤血球や白血球、円柱などを顕微鏡で観察します。当クリニックで
  はフローサイトメトリーという自動分析装置を使って詳しく調べています。
 ②超音波検査で腎臓や膀胱の異常がないか調べます。
 ③膀胱ファイバースコピーで膀胱内に出血源があるかどうか調べます。
 ④レントゲン検査、CTなどを行います。
 ⑤尿細胞診といって、尿中の悪性細胞の有無を調べます。